TOEFLとは、
Test of English as a Foreign Language
のことですが、
一口に、TOEFL といっても、
そのテストの種類は、1つではありません。
それでは、ひとつずつ見てみましょう。
TOEFLのそれぞれの種類と、その満点とは?
今は、ほとんど実施されることのない
TOEFLのPBTの満点は、677点です。
過去には、TOEFLのCBTというテストがありました。
これは、2006年9月末をもって、実施が終了しています。
ただ、一応載せておくと、TOEFLのCBTの満点は、
300点です。
TOEFLのITPという、
団体受験専用の試験でのTOEFLの満点は、
677点です。
そして、もっとも一般的な、
つまり、普通、TOEFLの試験といえば、
TOEFLのiBTのことをいいますが、
TOEFLのiBTの満点は、
120点です。
ちなみに、TOEFLではなくて、
同じ試験実施団体(ETS)が実施しているテストに、
TOEICがあります。
TOEICのテストにも何種類かありますが、
一番一般的な、TOEICテストといえば、
一般に理解されるのが
TOEIC L&R(リスニングとリーディング)で、
その満点は、990点です。
ということで、「TOEFL何点だった?」
と聞かれた場合、
「それが、TOEFL iBTのことを意味しているのか?」
ということを、
念のため確認しておく必要がありますね。
TOEFLの満点の内訳とは?
TOEFL iBTの内訳としては、
4科目あって、それぞれが、
30点ずつあります。
具体的な内訳は、以下の通りです。
R:リーディング=30点満点。
L:リスニング=30点満点。
S:スピーキング=30点満点。
W:ライティング=30点満点。
つまり、Total:4科目合計:120点満点。
テストの点数が意味するところとは?
というわけで、
例えば、
誰かが、
「英語のテストで、
115点しか取れなかった、、、」
といって、嘆いていたとすれば、
どう考えた方がいいのでしょうか。
もしそれが、TOEICの試験であれば、
本当に、それは絶望的です。
なぜなら、TOEICの試験は、990点満点で、しかも、
選択肢を選ぶ、マークシート式ですから、
115点の場合、1割も取れていない、
ということを意味します。
これだと、デタラメにマークシートを塗ったよりも、
悪い点数といえるでしょう。
これに対し、もしそのテストが、
TOEFLのiBTテストでの成績だとしたら、
満点が120点なわけですから、
115/120=95.8%を超えているんですよね。
それでも、
「115点・し・か・取れなかった!」
と嘆いているとすれば、
恐らく、その人は、
相当にレベルが高く、
競争が激しいところの枠を競い合っているんだな、
と推察できる、ことですね。
点数が違うと、試験対策も、それぞれ異なってきます。
自分の現在のレベルを正確に把握しておく、というのは、
効果的な学習を進めるのに、
重要な指標になります。
点数は、大まかでもいいので、
現在のレベルを、一応把握しておくようにしましょう。
TOEFLの満点に関するまとめ
TOEFLのPBTの満点:677点。
TOEFLのCBTの満点:300点(現在非実施)。
TOEFLのITPの満点:677点。
一般的にTOEFLといったら、満点は:120点(TOEFL iBT)。
参考:TOEICの満点は、:990点(TOEIC L&R)。
できるなら、どれも満点狙いで行きたいですね。
一緒に頑張っていきましょう。